複数部署が関係するウェブサイトの問題・課題を整理し、改善方針を策定

家電メーカーA社さまでは同社が製造・販売する機器のウェブサイトがターゲットや用途によって複数に分かれており、ウェブサイトごとに担当部署が異なる状態で運用していました。そのため、どうしてもウェブサイトの改善は部署ごとに置かれた状況に応じた部分最適化の傾向が強くなり、ユーザーに対してブランドとして一貫性を保ったウェブ体験を提供するため、部署をまたいだ問題・課題意識の共有と改善方針を定める必要がありました。

部署ごとに運営するウェブサイトも異なるため、抱える悩みや課題もさまざまです。この状態で「ウェブサイト」と一括りにして議論や改善施策の検討を進めてしまうと論点が煩雑化してしまうためウェブサイトを「構造」「構成・操作性」などグループ分けし、グループごとに問題・課題の洗い出しをおこないました。

洗い出しには関係部署の主要担当者が集まり、KPT法を用いたワークショップにより「Keep（継続すること）」「Problem（認識している問題）」「Try（取り組むこと）」の観点で付箋を使って意見を出します。

そのように出された数十の付箋をプロジェクトメンバー全員で確認することで、部署を超えた問題や、他部署では気づかなかった問題などが明らかになります。そのなかで特に重要視すべき点を関係者で評価付けし、取り組むべき課題や解決すべき問題の優先付けをおこないました。

優先付けをおこなった問題や課題の内容を踏まえ、わたしたちで改めて現状のウェブサイトを診断し、ウェブサイトが埋めるべきギャップと、そのための要件をまとめました。

一連のプロセスによって関係者間で洗い出した問題や課題と、対応するウェブサイトのギャップと要件が集約されたことで、効率的にウェブサイト改善を実行できる状態を作り出すことが出来ました。

24incでは、リニューアルや新規立ち上げに限らず、運用中のウェブサイト改善もご支援しています。指示された内容のみ対応する受け身の姿勢ではなく、お客様の事業成長のためにマーケティング思考を積極的に取り入れ、能動的に運用を支援しています。

ウェブサイトの運用や改善にお困りの方は24inc（トゥエンティーフォー）にぜひご相談ください。